Jim Nishimura Web site
調査報告書
「10年前の大規模補修工事で何が起ったのか?」

報告者 手塚正治   2008年9月6日
第2 調査結果

 現時点(平成20年9月6日)では,まだ中間報告の段階ではあるが,10年前の補修工事当時の組合活動の全貌はかなり鮮明に再現出来たと言える。今回提示した報告書(中間報告)は,現在進行中の裁判に利用できることを念頭にして,「結論」が分かるよう要点を分類整理している。本調査で明らかになった事実関係を以下にまとめて示す。

 まず,第2回目の大規模補修工事を計画し実行した平成8年度から平成10年度の3ヵ年に及ぶ管理組合活動を摘出整理すると,表3-1のようにまとめることが出来る。これを基にしてこの補修工事に係わった管理組合関係者(理事会役員,補修工事実行委員,管理主任,請負業者)の異動実態(相関図)の全体像を図3-1に示す。
 これら図表から言えることは,第1回目の補修工事以来12年ぶりに実施する総工費9億5,000万円相当の第2期大規模補修工事であるにもかかわらず,補修工事の計画から実行に移る段階において管理組合内部で政変が起り,理事長の辞任や解任,さらにはコンサルタント会社の契約解除,管理主任の退職,補修工事実行委員長の辞任等,目まぐるしく管理組合指導者らの交代が引き続いた異常事態であったことである。

 ここでは,この大規模補修工事期間中に起こった主な事象・事件毎にそれら事象の原因,背景とその影響について事実関係を明らかにする。本調査に用いた一連の関連資料を図A-1にまとめて示す。これら関連資料に基づく調査結果を以下に概説する。

(補注)
 補修工事開始までに関係者の思惑が錯綜し,互いに激論が闘せられ,大変な緊迫した状況であったことが伺える。その中で起った数多くの事件とその影響は,最終的にある一部の組合員に対して大きな損害と精神的な苦痛を与えた。それが10年後の現在まで心の傷跡を残すこととなったことは,一般に余り知られていない。

 表3-1【大規模補修工事における管理組合活動の実際】
 図3-1【補修工事計画と実行に係わった役員・委員・業者の異動状況】
 図A-1【補修工事におけるトラブル関連資料の相関図】


hajime@jimnishimura.jp