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調査報告書
「10年前の大規模補修工事で何が起ったのか?」

報告者 手塚正治   2008年9月6日
第2 調査結果
4. 批判者の排除

4.1 2-2-401二木氏への警告書
 平成10年7月9日午後4時半頃,2-2棟第1階段で工事作業員が階段から落下する事故が起った。その棟の住民二木玲二氏がその作業員の二の腕を押したことから尻もちをついて立ち上がる時,バランスを崩して階段を後ろ向きに転げ落ちたのである。
 その後,作業員は同僚1人に付き添われて近くの病院(さわい病院)に行き,診断の結果,全治1週間の怪我であった。
この事故の発生に対して,実行委員会側は事の真相を確かめることもなく,二木氏が作業員を階段の上から突き飛ばしたかの内容の記事を広報に掲載した。

(補注)
 2-2棟二木氏と言えば補修工事を反対する組合員として有名であり,15年前の補修工事の時工事妨害を行った前歴があり,裁判になった経緯がある。
 このことから,周辺の人々がことさら大きく騒ぎたてたのであろう。しかし,事実は全く異なっていた。にもかかわらず,実行委員会は予断と偏見により彼の行為を断罪し,委員長名で彼に「警告書」を発送し,7月の評議委員会ではこれを「事件」として公表した。二木事件発生から田中理事長解任までの事象推移を図3-3にまとめて示す。

(関連資料)
 資料35;診断書(H10.7.9)
 資料36;田中理事長から戸田建設へのレター(H10.7.13)
 資料37;奥村実行委員長から二木氏への警告書(H10.7.13)
 資料38;2-2-401二木玲二氏宛ての警告書
 資料40;2街区2号棟工事について
 資料41;補修実行委員会ニュースNO.16「お知らせとお願い」
 資料42;二木玲二氏の釈明書(H10.7.19)
 資料43;傷害を受けた作業員への謝罪(H10.7.21)
 資料44;現場事務所の所長への謝罪と工事再開の要請(H10.7.21)
 資料45:2-2棟問題(二木事件の真相)(H10.7.22)
 資料46:2-2棟二木事件の処理に関する意見書 (H10.7.25)
 資料47:補修工事中間報告(田中理事長の行動を独断専行と非難)(H10.7.25)
 資料48;補修工事実行委員会ニュースNo.17(4?9P)(H10.7.29)
 資料49;Fact &Fair(H10.8.8)特集「二木事件」何が問題なのか?(H10.8.8)
 資料50;2街区2号棟工事について(H10.8.8)

4.2 1-5-105萩谷氏への警告書
 1-5-105萩谷氏は,上記のような「補修工事常設役員会」を向こうに廻して,1組合員として真正面から彼らに対抗した。彼は,評議委員会や補修工事実行委員会を傍聴して自ら詳細な議事録(録音テープ下に生の議事内容)を作成した。
 萩谷氏は,組合執行部が話す建前論の矛盾を突き,一般組合員の利益を蔑ろにした組合執行部の上記のような権力的行動に厳しく抗議した。
 平成10年秋,奥村は彼に対して北側窓辺の取り付けた室外器を撤去するよう強要して口論となりそして彼を突き飛ばしたことから警察を呼ぶ騒ぎとなった。その後,理事会から北側エアコン室外器を撤去するよう「警告書」が出された。彼はこれに対して理事会や補修実行委員会の誤った判断で一般組合員の人権(生活権)が侵されていると強く訴えた。

(補注)
 彼は,誰もが理解できる論理的文書で自己の考えを幾度となく主張した。これに対しては実行委員長(奥村)も論理的に対抗する説明ができす,彼を力で抑えようとして事件が発生したのである。
 しかし,理事会役員や実行委員会のメンバーは誰一人彼の主張に耳を傾けることはなかった。最後には,彼は失意のなかでこの要求に従った。
 10年後の現在,このような慌ただしい時期の管理組合活動の様子が手にとるように鮮明に分かるのは,彼が詳細な記録(評議委員会及び補修工事実行委員会の議事録)を残していたからである。1254世帯の頂点で指揮する役員や委員会委員長よりも,役職のない1組合員の冷静な目と判断力がどれだけ正しいものであったか,この一連の事件は雄弁に物語っている。

(関連資料)
 ・資料53;奥村実行委員長発言に対する萩谷氏からの問題提起(H10.8.20)
 ・資料54;萩谷氏の質問に対する奥村実行委員長の回答(H10.8.23)
 ・資料55;私は補修委員会幹部の陳謝と山田副委員長の辞任を要求致します(H10.8.25)
 ・資料56;1-5棟の皆様(騒動の理由を説明)(H10.10.3)
 ・資料57;第42回補修工事実行委員会非公式議事録(H10.10.5)
 ・資料58;理事会からの「警告書」に対する大崎副理事長への回答(H10.10.20)


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