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日本破産を生き残ろう
知的活動の足を引っ張る日本語
だから必要な第二国語
だから必要な第二国語

 この北一輝の指摘は、私が体験した国際会議での日本人の苦しみを正確に見通したものです。今後の英語教育の議論は、日本語に関するこのような認識を含めた議論としてなされなければならないと思います。私白身が日英両語を同じように使っていて気づく日本語の弱点は、語順のほかに三つあります。
 第一は、代名詞が未発達、そして定冠詞がないことです。そのために犠牲になるのが、正確さとスピードです。第二は基本概念の未分化です。早いと速い、影と陰、聞くと聴くと訊くが、音では無論、頭の中でも十分に区別されていません。英語なら幼児でも earlyと rapid、shadow と shade は別なものなのに、です。これが英語がスムーズに出てこない最大の原因です。第三が音韻の過度の単純さです。ヒトは本来、千くらいの音を聞き分ける能力をもっていて、英語はそれを使いますが、日本語は百しか使わないため、その能力が失われるのです。rと1が聞き分けられないのは、そのほんの一例です。
 このように日本語はスピード感がないので、速い正確な言葉で考え、議論を楽しむのに向いた言葉ではありません。そのような活動を容易にするには、それに向いた言語を第二国語にすることが、ぜひ必要です。
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