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どうしたら独創的研究ができるか
独創は二人の仕事
 独創は二人の仕事

 前節では独創という行為が内包している「独走と社会」という矛盾に注目し,実際にあらわれる問題をいくつかの観点から掘り下げてみました.そこにあらわれたのは,独創する人とその外にいる人との人間関係とアツレキでした.これに対し,本節で注目するのは独創という仕事自身が内包している矛盾です.芸術でいえば芸術作品自身が内包している矛盾です.これを分析するとあらわれるのは,独創には二人の人格が必要であることです.この二人の人格を一人でやることができるのが天才ですが,平凡人なら二人を必要とします.この二人の働きは矛盾するものですから,二人は協力せねばならないにもかかわらず衝突し,反発することになります.これをいろいろな側面から掘り下げてみるのが本節の目的です.人間関係でいえば前節が独創する人とその外部との人間関係論であったとすれば,本節は独創する人々の内部の人間関係論です.
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