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3ヵ月コースの指導方法と内容
Debate練習はBusiness Talk にはマイナス
Business talk is not a debate
Debate練習はBusiness Talk にはマイナス


Communication practice というとすぐDebate を思いうかべる人がいますが、実戦のbusiness talk は決してdebate ではありません。Debate は内容とは無関係の言語表現上の競技で、うまく相手のあげ足を取ったほうが勝ち、第3者のrefereeをimpress したほうが勝ちで、相手が納得したかどうか関係ありません。これに対し、business talk の目的は相手を納得させることで、あげ足取りはマイナスです。科学者もdiscussionはしますがdebateはしません。Discussionは真実を発見するための真剣なargument ですが、debate はコトバの上だけのargument, 論理学的に破綻がない発言をするための練習とみられているからです。
人間のKnowledgeは、Iceberg氷山にたとえることができます。Icebergには海面の上に出ている小部分Tiptopと海面下にある大部分があります。これは、Verbal Knowledge (教科書、百科事典などに言語で記載されている知識)とNonverbal Knowledge (個人の経験、感覚にとどまっていて言語表現が確立していない知識)に相当します。知識を論理的に組み合わせてできるのがStatement, そのStatement を組み合わせてできるのがTalk です。基本になる知識としては、Verbal Knowledge だけにかぎることもできるし、Nonverbal Knowledgeを言語化して一部に利用することも可能です。しかし意味のあるtalk は、かならず後者です。Nonverbal Knowledge世界から大事なものを発見し、それを言語化してVerbal Knowledgeの世界とつなげ、Verbal Knowledgeの世界を広げるようなものが、意味ある話でしょう。これに対しVerbal Knowledge だけを素材にしたstatementは、独断を完全に排除してしまうと、残るのは「四角いものは丸くない」と同類のtautology同義反復です。Business Talk では つまらない話、あたりまえの話では相手を説得できません。Verbal Knowledge だけでやるDebate の練習が有害なのはこのためです。
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